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エルメス (ELMETH) はテレビアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の兵器。 ジオン公国軍のニュータイプ専用試作モビルアーマーである。(型式番号:MAN-08、当初はMAN-X8) == 機体解説 == 一年戦争末期、ジオン公国軍によってブラウ・ブロが開発されていたが、ニュータイプ専用機と言いつつも一般のパイロットでも操縦が可能なものだった〔テレビ版第33話では、シムス・アル・バハロフ中尉やコワル少尉らオールドタイプ兵によって運用されている。〕。本機はその思想を更に押し進め、完全なるニュータイプ専用機としてフラナガン博士らによって開発された。サイコミュシステムを用いて機体本体の制御と機体内部に搭載するビット(初期設定での名称は「ドク」)と呼ばれる小型のビーム砲台の遠隔操作を行う。そのためコクピット内部は必要最低限の操縦機器のみで、そのほとんどはコンソール類となっている。また高Gによるパイロットへの負荷を軽減するため、機体前部に配置されたコクピットには高性能の緩衝装置が設けられている〔『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』 講談社、150頁。〕。 機体前面はパイロット保護のため厚い装甲板で覆われている。スラスター類は機体下部の左右エンジンユニットに3基ずつ設けられたバーニア・ノズルが確認できるのみである。これは耐弾性を向上させるためだとも言われ、腕部などのAMBAC作動肢を持たない本機は機体内部にジャイロを有し、これによって機体制御の補助を行う〔。 本体の武装は長距離射撃用メガ粒子砲が2門のみで、機体自体がビットの運用目的に特化したものとなっている。 ブラウ・ブロやジオングなど同時期のニュータイプ専用機のオールレンジ攻撃が有線誘導式だったのに対し、本機はミノフスキー粒子格子の振動波をサイコミュで制御するミノフスキー通信によりビットを無線誘導し、長距離からの攻撃もしくは攻撃対象に対して予期せぬ方向からの攻撃が可能である。全長8.4mのビットにはビーム砲が装備され、搭載された小型ジェネレーターによりエネルギー供給を行う。1基のメインバーニアと無数に配置された姿勢制御バーニアにより高い機動性を誇る。ビットにはモノアイが設けられ、捉えた敵機の映像をサイコミュを介してパイロットに伝達する。なお、劇中では戦場においてエルメスとビット群が並航するシーンが描かれているが、エルメス本体にはビットを収容・発進させるギミック設定がなく、戦場までビットをどうやって輸送していたのかは不明である。 当初は連邦軍の索敵圏外からビットでの長距離スタンドオフ攻撃を行なって大戦果をあげたが、パイロットに負担がかかり過ぎる事から長距離実戦運用投入は1回のみで終わり、フラナガン博士らの手でビットは短距離用に調整された(以降ガンダムシリーズ全編を通して、サイコミュ兵器によるスタンドオフ攻撃は行われていない)。その結果、本機のビット運用は自ら戦いながら操作に集中する必要が生じ、それはニュータイプパイロットといえども難事であったため、その間敵から本機を守る護衛機が必要となってしまった(後述)。 3機が製造されており、1号機はパイロットのニュータイプ能力が不十分だったため暴走したビットの攻撃により爆破されたとされている〔皆川ゆか『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』 講談社、110頁。〕。2号機はララァ・スン少尉、3号機はクスコ・アル少尉にそれぞれ与えられ、実戦に参加した。ただ「クスコ・アルの実戦参加」の記述は『MSVハンドブック2』に由来するもので、『GUNDAM OFFICIALS』では「信憑性に欠ける」「実在は疑わしい」とされている〔クスコ・アルは小説版のみの登場のため。〕。 システムの完成度の高さから後のニュータイプ専用MS/MAの基礎となり、特にアクシズ(ネオ・ジオン)の開発したキュベレイは本機の後継機種とも言える存在である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エルメス (ガンダムシリーズ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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